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    主にミステリーやホラー小説の読書日記、及び日常の出来事や心の内を書いてます♪

    セピア色の凄惨

    いよいよ寒さが本格化してきたようで。

    読み終えました。

    小林泰三『セピア色の凄惨』
    セピア色の凄惨 (光文社文庫)セピア色の凄惨 (光文社文庫)
    (2010/02/09)
    小林 泰三

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    あらすじ(引用)
    「親友を探してほしい」。探偵は、古ぼけた四枚の写真を手がかりに、一人の女性の行方を追い始める。写真に一緒に写っている人々を訪ねていくが、彼らの人生は、あまりにも捩くれた奇妙なものだった。病的な怠惰ゆえに、家族を破滅させてゆく女。極度の心配性から、おぞましい実験を繰り返す女…。求める女性はどこに?強烈なビジョンが渦巻く、悪夢のような連作集。
    (引用終わり)

    久しぶりに小林泰三作品を読みました。

    なかなか良い感じに仕上がってますね。
    短編集をうまいこと繋いでる探偵と依頼人のやり取りもGOOD。

    それぞれについて簡単に感想を。

    「待つ女」:偶然から人生はころっと変わるということですね。ラストはたまにあるホラーの表現法。

    「ものぐさ」:色々と教訓にもできそうな話。まぁこれだけの凄惨さがあるとちょっと教科書には向かないでしょうが(笑 誤解せずに読むことが重要。

    「安心」:ここまで極端ではないものの、僕も要らん心配はたまにします。思いつく限りの可能性を考えてみたりしますが、結局のことろ、そのアプローチでは解決はしないんでしょう。

    「英雄」:一部分を切り取ったら、非常に爽やかで熱い物語に。狂気があります。


    それぞれの話が「価値観が違う」などの言葉でまとめられそうですね。
    しかし、それだけでない怖さがあるのが楽しい。

    では($・・)/~~~


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    臓物大展覧会

    研究室の同期メンバーで飲み会をしましたよ。
    さすが工学系とでもいうべきフリーダムさでびっくりでした。

    読み終えました。

    小林泰三『臓物大展覧会』
    臓物大展覧会 (角川ホラー文庫)臓物大展覧会 (角川ホラー文庫)
    (2009/03/25)
    小林 泰三

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    裏表紙のあらすじ(引用)
    彷徨い人が、うらぶれた町で見つけた「臓物大展覧会」という看板。興味本位で中に入ると、そこには数百もある肉らしき塊が…。彷徨い人が関係者らしき人物に訊いてみると、展示されている臓物は一つ一つ己の物語を持っているという。彷徨い人はこの怪しげな「臓物の物語」をきこうとするが…。グロテスクな序章を幕開けに、ホラー短編の名手が、恐怖と混沌の髄を、あらゆる部位から描いた、9つの暗黒物語。
    (引用終わり)

    ようするに9つの短編集。

    それでは感想を。

    「透明女」:初っ端からやってくれますねぇ。朝一番に読む話じゃないです。グロテスクというかスプラッターというか。ぐっちゃぐちゃ。ありきたりさを組み合わせてうまく演出。ラストもそこそこ好きです。
    「ホロ」:ややこしさが理系チック。
    「少女、あるいは自動人形」:ここでもまた議論が。頭がこんがらがりそうですが、なるほど怖い。
    「攫われて」:これは結構良い話。いや、感動はしませんが。構成が好きですね。ミステリーらしい雰囲気を持ちつつ、ホラーになりきらない。
    「釣り人」:一発のインパクト。
    「SRP」:筒井康隆の小説と似た空気を感じました。そんなに数を読んではいないので勘違いかもしれませんが。世界は広い。
    「十番星」:狂気を久しぶりに感じた。
    「造られしもの」:タイトルの表記に込められた思い。
    「悪魔の不在証明」:そうきたか!哀しくなりますね。

    244頁に「『エネルギーの塊』って何ですか?」とあります。
    「普通、エネルギーは固まったりしません。エネルギーというのは、仕事をする能力のことです」
    たしかにそうです。なじみのない人には“仕事”というのが何を言っているのか解らないかもしれませんが、
    熱エネルギーとか、運動エネルギーといった風に、作用させる能力を言うはずです。
    日常生活では忘れていたなぁと思いました。

    こういったところが僕の小林泰三の好きな理由かもしれません。

    では($・・)/~~~


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    ネフィリム 超吸血幻想譚

    読みたい本がどんどん減ってきました。

    読み終えました。

    小林泰三『ネフィリム 超吸血幻想譚』
    ネフィリム―超吸血幻想譚 (角川ホラー文庫 59-9)ネフィリム―超吸血幻想譚 (角川ホラー文庫 59-9)
    (2007/09/25)
    小林 泰三

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    吸血鬼たちのバトル小説です(笑
    吸血鬼と、吸血鬼を倒すことを目的としたコンソーシアムという人間の組織、そして両者を喰らうストーカー(追跡者)J。

    最強の吸血鬼としてのヨブは、人間の少女ミカを助けて…。
    ってそっちの話が途中から放ってあるんですが(~_~)
    血を吸わない約束をした理由も、なんとなーくすぎる形でしか書いてないし。
    それで弱くなって、何?という感じも。

    まぁ精一杯グロい表現を使ったという小説ではありますが、吸血鬼の戦い自体が映画や漫画のような雰囲気なので、そんなに気持ち悪いわけじゃないです。

    そういうシーンと、ホラー的な短文ばかりなのでざくざく読み進むのは良いのですが、大筋がないよなぁという感想が大きいです。

    最後の2節、要る気がしませんよ(笑

    では($・・)/~~~


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    テーマ:ホラー - ジャンル:本・雑誌

    まとめページ:小林泰三

    【ホラー】
    『玩具修理者』

    『人獣細工』

    『肉食屋敷』

    『密室・殺人』

    『家に棲むもの』

    『脳髄工場』

    『忌憶』

    『』


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    忌憶

    読み終えました。

    小林泰三『忌憶』
    忌憶 (角川ホラー文庫 59-8)忌憶 (角川ホラー文庫 59-8)
    (2007/03)
    小林 泰三

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    角川ホラーにしては、綺麗な表紙ですね。
    だいたい物語中のものをごちゃごちゃ詰め合わせた感じになってるのが多いのですが…。

    『奇憶』『器憶』『垝憶』の3編。

    『奇憶』:なんというか、ダメ人間やなぁという感じ。特に大学生時代部分のストーリーは、こんなやついそうだなぁと思って腹が立ちました(笑
    18頁の「ハードとソフト、メモリとディスプレイを一体化させた究極の存在」との言葉が良かった。
    物理学の話があったのもGOOD☆(というか、量子力学の発展?)

    『器憶』:腹話術師でホラーと来れば…。予想はしやすいものの、最後の最後は結構面白い。

    『垝憶』:うわぁ。記憶喪失ものの、恐怖。すごいですね。

    今回のホラーは、エグさではないところでやってきたので、かなり良かったです。

    小林泰三はこれからも読みたいです。

    では($・・)/~~~


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    脳髄工場

    インターネットブラウザを変えたら、少し作業がしやすくなりました。

    それと、久しぶりに屋外でスポーツしました。

    それと、今日は岸波莉穂さんの誕生日です(全く関係ない

    読み終えです。小林泰三『脳髄工場』
    脳髄工場 (角川ホラー文庫)脳髄工場 (角川ホラー文庫)
    (2006/03)
    小林 泰三

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    ホラー短編集。はじめの2作は中篇かな。
    それでは感想です。

    「脳髄工場」:表題作って期待外れなものも多いのですが、これは面白かったです。人工脳髄の普及した社会の設定がうまいのはかなりのもの。さらに「自由意志」にまで話を広げて…。
    「友達」:多重人格モノは発展させられる、と著者が別の作品で言ってましたが、それを実行してみた感じです。
    「停留所まで」:現代版の怪談?終わりが好きです。
    「同窓会」:シーンの移行がもう少し綺麗にできればなお良い。
    「影の国」:途中からついていけなくなりました。
    「声」:適当な設定に見えて、最後にきちんとするのが素晴らしい。
    「C市」:神話…でしたよね?という感じ。。テーマが掴みきれないものの、面白かったです。
    「アルデバランから来た男」:この本の中で一番の意味不明な話かーと思いきや…。
    「綺麗な子」:腹が立つ、と同時にこんな近未来は嫌だという保守的な考えがふとよぎる。。
    「写真」:まぁ予想の範囲内ですわ。
    「タルトはいかが?」:お菓子が食べたくなくなる作品。つまりホラーとしては結構成功している。

    ホラー短編の記事の方がミステリーよりも長いのは、書きやすいからですね。
    ミステリーでももっと感想が書けるようにしたいです。

    では($・・)/~~~


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    家に棲むもの

    久しぶりに大学まで行ったら足が筋肉痛になりました。

    読み終えました。
    小林泰三『家に棲むもの』
    家に棲むもの (角川ホラー文庫)家に棲むもの (角川ホラー文庫)
    (2003/03)
    小林 泰三

    商品詳細を見る


    ホラー短編集。
    それでは早速それぞれについて感想を。

    「家に棲むもの」:幽霊が家に憑いていて…という話かと思ったら、変わった方向へ。それでも結構怖いです。

    「食性」:序盤で先が見えるものの、やっぱり気色悪い。

    「五人目の告白」:綾辻行人『フリークス』を思い出しました。内容としては似てない部分ばかりですけどね。この論じ方が良い。

    「肉」:前に読んだ小林泰三の短編にも良く似たのがあったため、「またか」という感じを受けました。

    「森の中の少女」:一単語がヒントで状況は理解できましたが、短編での面白さは十分。

    「魔女の家」:不思議すぎて付いていけません。なんとなくは解りましたが…。

    「お祖父ちゃんの絵」:最後はちょっと納得いかないのですが、かなり面白いです。身勝手さの恐怖。

    では($・・)/~~~


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    密室・殺人

    読み終えました。

    小林泰三『密室・殺人』
    密室・殺人 (角川ホラー文庫)密室・殺人 (角川ホラー文庫)
    (2001/06)
    小林 泰三

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    密室殺人ではないです。
    密室・殺人。

    なかなか面白かったです。
    良い点を突いてますね。

    まぁ問題になるとすれば探偵の存在でしょうか。
    5つくらいの考え方ができるらしいですが…僕は3つがいいとこ。

    ホラーっぽさは殆どありませんでした。

    では($・・)/~~~
    【“密室・殺人”の続きを読む】

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    テーマ:推理小説・ミステリー - ジャンル:本・雑誌

    肉食屋敷

    読み終えました。

    小林泰三『肉食屋敷』
    肉食屋敷 (角川ホラー文庫)肉食屋敷 (角川ホラー文庫)
    (2000/09)
    小林 泰三

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    短編集。

    では感想です。

    「肉食屋敷」
    ジュラシック・パークから発展させたSF小説かと思いきや、途中から怪獣映画…
    最後はきっちり恐怖感あふれるホラーに。面白いです。

    「ジャンク」
    西部劇がモチーフらしいです。なんだか不思議な世界。
    死体を組み合わせて新たにモノ造るなんて出来るんですかねぇ…。

    「妻への三通の告白」
    よくある話。(?
    でもそれをそれと感じさせずに、最後まで行くのが良かったです。

    「獣の記憶」
    ちょっと分量がありました。
    初めから「多重人格もの」という設定(の宣言)でしたが、うまいこと騙されました。
    まぁ多少ずるいなぁという感じではあったのですが。
    エグさを散りばめた、ミステリーっぽいもの。


    どれも面白かったです。
    やや「血」「骨」に描写が偏ってた気もしますが。
    ちょっと一捻りあるところが好きです。

    では($・・)/~~~


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    人獣細工

    読み終えました。

    小林泰三『人獣細工』
    人獣細工 (角川ホラー文庫)人獣細工 (角川ホラー文庫)
    (1999/12)
    小林 泰三

    商品詳細を見る


    裏表紙のあらすじ(引用)
    パッチワーク・ガール。そう。わたしは継ぎはぎ娘。その傷痕の下には私のものではない臓器が埋められている。傷痕を見ていると皮膚が透けて、臓器がゆっくりと蠢動し、じゅくじゅくと液体が染み出してくるのが見えてくる。わたしのものではない臓器。人間のものですらない臓器。……
    第2回日本ホラー小説大賞短編賞をあの名作「玩具修理者」で受賞した著者が、内臓の匂い漂う絶望と恐怖の世界を構築した表題作に、二編を加えた待望の第二作品集。
    (引用終わり)

    1作目が面白かったので2作目です。

    今回はホラーの要素をどしどし出してます。

    『人獣細工』『吸血狩り』『本』の3つが入ってます。

    『人獣細工』は途中から結末(というか、こうなんだろうなぁという予測)が容易に解ってしまうのですが、全体として中々良かったです。やや理系。でも、ホラーの分野としてはありきたりか…物理系をもっと出してくれると楽しい。

    『吸血狩り』はこの本の中で一番良かったです。少年の必死さと、読者から見ている全体像の差が面白い。「想像させる」小説でした。…まぁそんなに難しくもないんですが、5年前に読んでいたら理解がやや出来なかったかもです。

    『本』は、この作者の力って感じですかね。…狂気へ。

    やっぱりあまり見かけない作者なので探すのが大変。。

    では($・・)/~~~


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    玩具修理者

    読み終えました。

    小林泰三『玩具修理者』
    玩具修理者 (角川ホラー文庫)玩具修理者 (角川ホラー文庫)
    (1999/04)
    小林 泰三

    商品詳細を見る


    初めて読む作者です。

    京都府生まれで、阪大基礎工学部卒で、大手家電メーカーに勤務しながらの執筆だとか。
    そのプロフィールが面白くてこの本買ったんですけどね(笑

    さて、この本には第2回ホラー小説大賞短編賞受賞作の『玩具修理者』と『酔歩する男』の2作が入っています。
    『玩具修理者』は短編ですが、『酔歩する男』は中篇くらいの分量があります。

    まず、『玩具修理者』。
    最初の方は文章が簡単だなぁ…という印象ばかりだったのですが、途中から面白くなってきて、後半での生物・無生物の議論などはかなり興味が持てました。
    怖い・気味が悪いということよりも、何か不思議な感じになる小説でした。

    そして『酔歩する男』。
    序盤は「なんだこれ?」としきりに読者に思わせてきます。これはかなり良い作戦ですね。会話が謎。
    そして、物理学の内容(話)がたくさん出てくるのも僕は好きです。
    波動関数が収束するとか…時間の逆行だとか…。

    そして、これは怖い。

    あまり見かけない作者ですが、探してみたいです。

    では($・・)/~~~


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