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    主にミステリーやホラー小説の読書日記、及び日常の出来事や心の内を書いてます♪

    ミハスの落日

    家でやればいいや。そう思った仕事の捗らないこと…。

    読み終えました。

    貫井徳郎『ミハスの落日』
    ミハスの落日 (新潮文庫)ミハスの落日 (新潮文庫)
    (2010/03)
    貫井 徳郎

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    あらすじ(引用)
    一面識もない財界実力者に呼び出された青年ジュアン。訪れたミハスの地で明かされたのは、亡き母の記憶と、30年前に起きた密室殺人の真相であった。スペインを舞台にした表題作他、憧れの女性に裏切られ、殺意を抱いた男が予期せぬ殺人事件に巻き込まれる「ストックホルムの埋み火」など5編。本格ミステリ、警察小説、そして驚愕のどんでん返し。貫井徳郎の全てが詰まった短編集。
    (引用終わり)

    作者が海外取材をして書いた、海外が舞台の短編集。あらすじのような、「全てが詰まった」とまでは思いませんが、面白い本ではありました。
    それでは感想を。

    「ミハスの落日」:スペインですって。スペインは芸術の分野で優れている(?)らしい。そういえば音楽は良いですよね。ギターとか。この短編自体は、作者も述べているように、トリックだけではすごくちゃち。ミステリーとして読ませないための、情景作りというか、シーン作りが丁寧に行われてます。

    「ストックホルムの埋み火」:スウェーデン。作中ではあまりそれが意識されませんが。福祉大国らしい。この作品は、なるほど、ストーカーの心理ってこういう風にもなるのか!とかちょっと思ったり。ミステリー部分は、外国人という設定が幸か不幸か成功させているのですが、そもそも楽しみを感じられなくなっていたり…。

    「サンフランシスコの深い闇」:アメリカ、カリフォルニア州。貫井徳郎の力をここで見ました。ラストのシーンのなんとも言えない感じ。こういう作り込みができるとはなぁ。

    「ジャカルタの黎明」:インドネシアだそうで。意外と日本語が通じる国だそうですよ。あと、インドネシア語は比較的簡単だとか。最近は日本企業の進出もあるそうで…。作品としては、どこかで似たような作品を読んだイメージと被ってしまって特に感想がないです。娼婦絡みの殺人事件ってまれに目にするような。

    「カイロの残照」:エジプトですな。この本の中で、一番ミステリーらしい楽しみ方ができる作品じゃないでしょうか。登場人物と一緒になって、すっと寒気のする想いをします。

    今回は珍しくあとがきがあったので、作者の言葉の一部を感じることができたわけですが。謝辞ばかりつらつら書いているあとがきよりも、よっぽど面白かったです。
    どうやら、「書いて」と言われたら、「書ける」作家のようで。
    ちょっと貫井徳郎を見直しました。
    僕は以前から、当たり外れの大きい作家、と言っていたと思いますが、その理由が少し解ったような。
    まぁ、またぼちぼち読んでみましょう。

    では($・・)/~~~
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