同年代の方はあまりいなさそうですけどね。
読み終えました。
三津田信三『厭魅の如き憑くもの』
![]() | 厭魅の如き憑くもの (講談社文庫) (2009/03/13) 三津田 信三 商品詳細を見る |
あらすじ(引用)
神々櫛村。谺呀治家と神櫛家、二つの旧家が微妙な関係で並び立ち、神隠しを始めとする無数の怪異に彩られた場所である。戦争からそう遠くない昭和の年、ある怪奇幻想作家がこの地を訪れてまもなく、最初の怪死事件が起こる。本格ミステリーとホラーの魅力が圧倒的世界観で迫る「刀城言耶」シリーズ第1長編。
(引用終わり)
分厚い文庫でしたので、毎日読んでいたのに結構掛かりました。
ミステリー、ホラー、怪談、民俗学、宗教などなど、そういったものに興味のある方はぜひ。
表紙はちょっと不気味ですが、雰囲気はばっちりですね。
冒頭から怪しい世界へと誘われ、そして現実的、学術的なレベルに落とし込むかと思いきや
不思議な事件が起こり…。
文字の持つ意味、風習から推測できる形態、こういった民俗学的なところは創作なのかどうか気になる点。
全体も細部も面白く、久しぶりにグッときたかもしれません。
ところどころ、情景がイメージしにくいな、と感じてもそこに仕掛けがあったり、
まぁ読み込んでいくと興味深い小説だろうと思います。
シリーズ2作目を探さなくては。
では($・・)/~~~
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