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    主にミステリーやホラー小説の読書日記、及び日常の出来事や心の内を書いてます♪

    出口なし

    ついに暑くなってきましたね。

    読み終えました。

    藤ダリオ『出口なし』
    出口なし (角川ホラー文庫)出口なし (角川ホラー文庫)
    (2010/04/25)
    藤 ダリオ

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    あらすじ(引用)
    完全な密室に拉致された男女5人。机の上には1台のPC。残された酸素は12時間。制限時間までにマスターから出題されるクイズに答え、ゲームに勝ってここから脱出せよ。間違えれば即刻死が待っている―!不条理な極限状況に投げ込まれた男女が難問に挑みながら息詰まる心理戦を繰り広げるサスペンス・ホラー!予測のつかないラストが大きな話題を呼んだ鬼才の鮮烈デビュー作、ついにホラー文庫化。
    (引用終わり)

    映画、テレビアニメ制作をしていた人が、作家になったらしい。
    アニメ『魍魎の匣』なんかを手掛けたそうです。

    途中の展開や、ラストシーンなど、
    なるほどと思わせるほど上手い。
    どこか技巧的ですけどね。それはきっと映像化のコツみたいなものを小説に反映させてるんでしょう。

    ただ、小説としてはどうも穴があるというか、気に入らない点が幾つか。

    まず、映画(主に洋画)のネタばらしが半端ない。
    有名な映画だから、観てないほうが悪いっていうスタンスなのかもしれませんが…。
    扱いも雑なんですよね。完全に作者の趣味披露のような。
    この点、ミステリー作品は有名なものを引用するとか書名を出すときに配慮されているなぁと。
    ラストの落ちばかり並べられても、その作品の感動を減らしてしまってるだけな気がします。

    そして、あらすじにもある「完全な密室」。
    72ページに不思議な文章が。
    「しかし、この臭いはすごいね」「仕方ないわよ。臭いけど、我慢しましょう」
    (略)
    さいわい空調は利いているようで、臭気がこもることはないようだ。

    …?臭いけど、こもらないということですかね。イメージしにくい。
    それはさておき、問題が。空調が利いていたら、「酸素が云々」の設定が崩壊しませんか?
    どんな状況なのか理解できませんでしたが、これは僕のせいでしょうか。
    (唯一思いついたのは、循環型空調ですが、だとしたら不親切…)

    また、214ページの状況は過酷すぎます。
    人間の腕とか脚ってそんなに丈夫なのですか。
    ちぎれそうなもんですけど。

    恐怖を感じるには惜しい小説。
    理不尽さはたっぷり。
    ラストも良い(映画チック)のですが、実はところどころ些細な謎が放置されたまま(本筋に殆ど関係ない)なので、
    そこら辺もいい加減なのかそういう作戦か。

    まぁ他の作品も読んでみたいと思わせる作品であったことは間違いありません。

    では($・・)/~~~
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